京都に新しい政治のモデルを!!【京都党南区】京都市会議員 中島たくやのブログ

京都に新しい政治のモデルを!!

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京都の政治は共産(革新)vs. 非共産(保守)という対立軸で語られる。これを変えたい。わたしが政治を志した理由のひとつだ。そもそも共産が「革新」という言葉で語られるのに違和感がある。「革新」は英語で言えば、イノベーション。今、日本のあらゆる場面に必要な言葉だ。面白い論文がある。日米の若手が共同で発表した「若者にとっての『保守』と『革新』」という論文だ。「政治学者やメディア・論壇が捉える保革イデオロギー理解はすでに崩壊しつつある。」と指摘する。

 

「各政党の保革イデオロギーを答える質問について、(略)学生は民主党や自民党については時間をかけて迷いながらその位置を答えていたが、維新の会についてだけは違った。即断で位置を指定したのである。しかも、最も革新側に、である。目を疑ったのは、次の学生もその次の学生も同様であった。結局、ほとんどの学生が維新の会を革新側に位置づけた。」(遠藤昌久、ウィリー・ジョウ「若者にとっての『保守』と『革新』」)


京都の政治にイノベーションを起こしたい。京都発のベンチャー政党として、日本に新しい政治のモデルを発信したい。これがわたしの政治活動の原点だ。しかし、現実には厳しい。京都党も既成政党に対立する勢力のひとつとなっているのも否定できないからだ。もちろん、そうありたいとは思っていない。国政のイデオロギーを超えて、京都の未来のために、岩盤化した既得権益をぶっ壊し、新しい政治のかたちを発信するプラットフォームとしての地域政党でありたい。

 

(自分のことを棚に上げて言えば)、政治家には、民間であれ、役所であれ、NPOであれ、バリバリ仕事をしている人材を求めたい。そのために、政治家になるための休職制度を立法化すべきだ。しかし、保身に走る国会議員には期待できない。政治家への挑戦は大きなリスクをともなう。それでも立ち上がる同志を求めたい。政治は待っているだけでは変わらない。自分たちの手で変えるしかないのだ。

 

「諸君、とうとう来た!長い間、長い間おれ達は待っていた。半殺しにされながらも、待っていた。今に見ろ、と。しかし、とうとう来た。おれ達は力を合わせることだ。おれ達は仲間を裏切らないことだ。あいつらごときをモミつぶすは、虫ケラより容易(たやす)いことだ。おい、地獄さ行(え)ぐんだで!、ストライキだ。」(小林多喜二『蟹工船』)